bubble(バブル)とは、Webサービスの開発に適したノーコードツールのこと。 多くのノーコードツールの中でも圧倒的な知名度を誇り、ノーコードツールの代表的な存在と言えます。 bubbleは他のノーコードツールと比較し […]
ノーコードツールBubbleでの開発事例15選
執筆者:どこのあわ編集部
ノーコードツールを使用したアプリ開発についての情報を発信していきます。
ノーコードとは、従来のプログラミング言語を用いたコーディングを行わずに、画面上の操作のみでアプリ開発を行うことです。
エンジニアでなくても開発ができるため、プログラミング言語の学習コストを削減できるといったメリットがあります。
数あるノーコードツールの中でも注目されているのが、豊富な機能と高度で自由な技術仕様が特徴の「Bubble」です。
そこでこの記事ではノーコードツールの中でもBubbleに焦点を当て、Bubbleでの開発事例を15選紹介していきます。
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目次
ノーコードツールBubbleのスマホアプリ開発事例
スマホアプリは、ノーコードツールの活用が進んでいるジャンルの一つです。
最近は、ノーコードで作られたとは思えないほどクオリティの高いアプリがたくさん登場しています。
Bubbleを使って作られたスマホアプリの事例を紹介します。
AppDuJour
AppDuJourは、地元のレストランをスマホで検索できるアプリで、イメージするとしたら日本で普及している「食べログ」の米国版といえます。現在の位置情報やユーザーの好みといった様々な情報に基づいて、レストランの情報をまとめてくれます。
AppDuJourは、Bubbleを使って約7ヶ月間の開発期間を経てリリースされました。開発者はプログラミングに関する知識が全く無い状態から開発に取り組んでおり、非エンジニアの方でも開発できるのはノーコード開発ならではです。
参考:https://www.theappdujour.com/
TRIP BOOK
TRIP BOOKは、旅行スケジュールの作成を補助するスマホアプリです。ユーザーが体験した旅行のプランや日程などを閲覧することができ、自分の旅行プランを組む際の参考になります。旅行に行く予定がなくても、様々な旅の記録を見るだけでも楽しいアプリです。
TRIP BOOKも、Bubbleを使って開発されたスマホアプリです。スマホアプリに特化しているだけあって、ノーコードで開発されたとは思えないほどクオリティの高い画面が特徴的です。TRIP BOOKの使い方は、以下のnoteから配信されています。
【公式note】https://note.com/trip_book/
Kork
Korkは、個人の体験や知識を講座として販売できるアプリです。「体験を売る」というコンセプトがユニークで、例えば以下のような講座を利用することができます。
- メイクのプロが、メイクの仕方を教える
- プロのカメラマンが、美しい写真の撮り方を教える
赤を基調とした画面のデザインも洗練されており、スクラッチ開発で作られたアプリと遜色ない見栄えとなっています。
参考:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.kork.Customer
Bubbleのマッチングアプリ開発事例
Bubbleでは、画像素材などの準備コストが低く比較的開発ハードルの低いマッチングアプリでも数多く成功しています。
一言でマッチングアプリといっても、「企業と求職者」「先生と生徒」など、ターゲットはアプリによって様々です。Bubbleでのマッチングアプリの開発事例を3つ見ていきましょう。
kitene
kiteneは、企業と求職者をターゲットとしたマッチングアプリです。Twitterに特化しているのが特徴で、ページ上に掲載した求人情報からリアルタイムでTwitterユーザーへ訴求できます。
kiteneは、Bubbleを使ってなんと1ヶ月で開発されているそうです。製作者の方自身も「実際に開発してみるとシステム開発と変わらないレベル」と言及しており、ノーコード開発のクオリティの高さが伺えます。2023年現在でも継続的に運用されており、技術職を中心として継続的に人材募集が行われています。
Marlow
Marlowは、先生と生徒をターゲットとしたマッチングアプリです。専門的な知識やスキルを持った人と、技術を身につけたい生徒がMarlow上で出会うことができます。ユーザーは簡単なアンケートに回答してマッチングできるのが特徴的で、自分自身のスキル獲得の他に「部下の教育」も行うことができます。
Marlowは、Bubbleを用いて2ヶ月で開発されたマッチングアプリです。開発者の方は、安く短期間で、なおかつ高度な機能を実装できる開発環境を模索した結果、Bubbleを採用しています。起業当時は4ヶ月分の貯金しかなかったそうで、ノーコードツールを使えばスモールスタートが実現できることを証明した事例です。
Reachr
Reachrは、インフルエンサーと企業をマッチングさせるマーケティングプラットフォームです。インフルエンサーと企業間のコミュニケーションはもちろん、資金の管理や分析、レポート作成までをすべてReachr上で完結できます。
Reachrは、Bubbleを用いて約3ヶ月で開発されました。運営からわずか2〜3ヶ月後には収益化に成功し、2023年現在で全世界2000人以上のマッチングが成功しています。ノーコードで開発されたマッチングアプリの中で事業規模の拡大に成功しているアプリのうちの一つです。
Bubbleのその他国内サービス開発事例
Bubbleでは、スマホアプリやマッチングアプリ以外にも数多くのユニークなアプリが開発されています。
Bubbleの高い自由度を活かして開発された、国内のその他サービス事例を紹介します。
ABABA
就活で企業から送信される「お祈りメール」を活用したユニークなサービスがABABAです。ABABAに登録した企業は、最終面接で送信するお祈りメールにABABAのリンクを添付することで、「最終面接まで進んだ優秀な学生」という情報をその他の企業に開示できます。
それを見た別の企業の人事担当者がスカウトを送信し、優秀な人材の確保や選考コストの削減につながります。Bubbleで開発されたABABAは開発スタートから約4ヶ月でサービスのリリースを実現し、2022年2月には6000万円の資金調達に成功しています。
ブラリノ
ブラリノは、結婚式の準備をサポートするサービスです。「結婚式に新しいカタチを」をキーワードに提供されているブラリノは、オンライン上で招待状の作成やご祝儀の一括管理などが実現できます。
ブラリノはBubbleで開発されたアプリの中で、日本で初めて売却に成功しています。売却に成功しているということは、それだけノーコードで開発されたアプリが高く評価されていることの証拠です。日本におけるBubble普及の可能性を感じさせてくれる成功事例といえます。
参考:https://bridal-renovation.com/
LIBRIS
LIBRISは、本屋さんやブックカフェなどを検索できるサービスです。「本屋さん版の食べログ」といったイメージで、読書が好きな人にはうってつけのアプリといえます。
LIBRISは、Bubbleを用いて開発開始から約1年でリリースされています。
非エンジニアの方がゼロからBubbleを学んで開発されており、特別な専門知識がなくてもサービス開発できることを示した成功事例です。
「サービスを作りたいが資金が足りない」という場合でも、Bubbleを学べばリリースまでの近道といえるでしょう。
Bubbleの海外でのサービス開発事例
Bubbleで開発された海外発のサービスも、大きな成功を収めています。
Bubbleの海外でのサービス開発の代表例を3つ紹介します。
スクラッチ開発に全く見劣りしない程の収益を上げているものもあり、Bubbleの可能性を感じさせてくれる事例が多数あるのでぜひ参考にしてください。
Beelango
Beelangoは、言語をより効率的に、より簡単に習得するためのサービスです。Beelango上ではアラビア語やヘブライ語を習得するための様々なコースが提供されており、eラーニングの形式で学習を進めることができます。
BeelangoはBubbleを用いて開発されており、2023年現在ユーザー数は全世界で10万人以上を達成しています。売上高は30万ドル(日本円で約3500万円)を超えており、数あるノーコードの開発事例の中でも最も成功している事例といっても過言ではありません。
Escape the City
Escape the Cityは、各分野のエキスパートに特化した人材プラットフォームです。マーケティングや機械工、プログラミングやマネージャーといった職種別に、様々なエキスパートが活躍できる機会を見つけることができます。
このアプリは、リリースして数週間で1500を超える企業と提携を実現しました。Bubbleを用いて開発されており、テキスト検索機能や職種や勤務地などを絞り込んで検索する機能などをプラグインの形で取り込んでいます。現在もサービスは拡大傾向で、Bubbleならではの開発の自由度をうまく活用した事例です。
参考:https://www.escapethecity.org/
Award Pool
Award Poolは、e-sportsの管理アプリです。e-sportsで行うトーナメント大会のマネジメントなどが可能で、現在ではNFTにも力を入れています。
Award PoolもBubbleを用いて開発されており、ユーザー数は17万人を超え、公式Twitterは6万人以上のフォロワーを獲得しています。開発期間は5ヶ月で、β版のリリースからわずか数日で200以上のトーナメントを開催しました。
画面のデザイン性も非常に高く、ノーコード開発とは思えないようなクオリティの高さです。マーケティングにも力が入れられており、今後も伸びる可能性が高い注目のアプリです。
Bubbleでノーコード開発をする際の注意点
Bubbleはとても自由度の高いノーコードツールで、幅広いサービスを開発できます。
しかし、Bubbleでノーコード開発をする際には、いくつか気を付けておきたい注意点が存在するのも事実です。Bubbleを用いたノーコード開発で注意したいポイントを解説します。
複雑すぎるものは対応できないこともある
Bubbleは、数あるノーコードツールの中でも特に自由度が高いツールです。開発の自由度は比較的高く、様々なサービスを実現できます。
しかし、それでもやはり一からコードを書くスクラッチ開発と比べると開発の自由度が下がるのは事実です。
あまりにも複雑すぎるアルゴリズムやサービスは、Bubbleで対応しきれない場合もあります。また、そのようなサービスは仮にBubbleで実現できたとしても、スクラッチで書いた方が結局シンプルで楽、というケースも考えられます。
実際に作りたいアプリのビジョンをしっかり見据えた上で、最適なツールを選択していきましょう。
HPは他ツールで作成したほうが良いことも
SEOとは、Google検索などの検索エンジンで上位表示されるように対策を行う一連の取り組みのことです。SEOはサービスの認知拡大を目指す上で重要ですが、Bubbleは、SEOに強くはないという弱点があります。
基礎的なSEO対策は技術を用いれば可能ですが、特にSEOが重要な集客に特化させたい場合は、Bubble以外のツールで開発するのも手です。
ただし、公式Twitterや公式Instagramを運用して、SNSメインで集客を行うのであればそこまでデメリットはありません。サービスの拡大方針にあわせて最適な開発方法を選択しましょう。
完成度が開発者によって大きく変わる
通常のスクラッチ開発でも開発者の力量がアプリの完成度を左右する場面は多いですが、Bubbleを用いたノーコード開発の場合は特にそれが顕著です。アプリの完成度が開発者によって大きく変わる点にも注意しましょう。
特に日本ではBubbleはまだ浸透しきっているとはいえない状況なので、Bubbleで質の高いアプリを開発できる開発者はまだそれほど多くありません。最近ではBubbleの経験が浅いにもかかわらず案件を受けて失敗してしまうケースも多いため、委託する会社にBubbleでの開発事例があるかどうかは必ず確認しておきましょう。
ノーコードツールBubbleを使った開発なら、どこのあわへ
ノーコードツールのBubbleを使った開発なら、どこのあわへお任せください。
近年ではノーコードツールを使った開発が広まりつつありますが、ノーコードツールで何が開発できて、何ができないのかがわかりにくいのも事実です。どこのあわでは、発注前に実現できるデザインや機能を丁寧にご説明いたします。ノーコードの開発実績も豊富なため、安心してご依頼くださいませ。
プレビューを見て実際に触りながらアプリ開発が可能
ノーコード開発の委託では、作りたいアプリの機能が本当に実現できるのかがわかりづらいことも多いです。また、実装前に動作画面を確認することは難しいため、「実際に動かしてみたらイメージと違った」といったパターンもあります。
どこのあわでは、プレビューを見て実際に触りながらアプリ開発が可能です。高いデザイン性と高品質な機能をすべて体験できるため、「見えない」「わからない」といった不安をすべて解消できます。
要件定義から実装まで一気通貫で支援いたします
アプリ開発の成功を大きく左右するのが、開発に取り掛かる前の企画段階です。ノーコードアプリ開発を企画する際には、ノーコード開発に関する知識が役立ちます。
どこのあわでは、要件定義の段階から実装まで、一気通貫した伴走が可能です。豊富な実績があるからこそ、アプリの構想段階から参画し、サービス成功のためのあらゆるお手伝いができます。ノーコード開発黎明期から一貫してプロダクト開発を続けてきたどこのあわならではの支援を、ぜひご体験ください。
まとめ
ノーコードツールのBubbleを活用して開発されたアプリの事例や、Bubbleを使った開発に取り組む際の注意点を解説しました。
Bubbleは数あるノーコードツールの中でも特に自由度が高く、幅広いアプリを開発できます。実際、この記事で紹介したようにBubbleを活用した成功事例も数多く誕生しており、現在でも国内外でBubbleの開発市場は拡大傾向です。
ぜひこの記事で紹介したBubble開発の成功事例を、自社プロダクト開発の参考にしてみてください。
どこのあわでは、Bubbleを使った
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