ノーコード開発を行えば、プログラミング言語に関する専門知識がなくても高度なアプリを作れるようになります。中でもbubbleは幅広く活用されているノーコードツールであり、実際にbubbleを使ってアプリ開発に成功した事例も多いです。この記事では、bubbleの基礎知識や料金プラン、bubbleを用いた開発事例などについて紹介します。
bubbleのセキュリティ対策について。具体的な設定方法をご紹介
執筆者:どこのあわ編集部
ノーコードツールを使用したアプリ開発についての情報を発信していきます。
近年ではアプリ開発が注目を集めており、企業や個人でアプリ開発をしてみようと考えたことがあるという方は少なくありません。
そのなかでも、ノーコードツール「bubble」は特に注目を集めていますが、セキュリティ面は大丈夫なのかと心配する方もいるでしょう。
この記事では、bubbleのセキュリティ対策を含め、具体的な設定方法なども解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
bubbleのセキュリティが強い理由
結論からいうと、bubbleのセキュリティは強いため、セキュリティ面においてそれほど心配はありません。
しかし、なぜセキュリティが強いといえるのか気になるという方は多いのではないでしょうか。
ここでは、bubbleのセキュリティについて具体的に解説します。
GDPRに準拠している
GDPR(EU一般データ保護規則)とは、個人データ保護やそれに関する取り扱いについて詳細的に定められているEU域内の各国に適用される法令です。
bubbleはそのGDPRに準じているため、GDPRの規制内でも問題なく動作することが期待できます。
ただし、bubbleで開発されたアプリが必ずGDPRに準ずるわけではなく、すべてが安全なアプリとはならないため、あらかじめ注意しておくことが大切です。
AWS上に構築されている
AWS(Amazon Web Service)とはAmazonが提供しており、世界中で幅広く採用されているクラウドです。
急成長を図っているスタートアップ企業から大企業、政府機関などがAWSを使用しており、豊富な実績を誇っています。
bubbleもAWS上で構築されており、AWSが誇る最高レベルといえる柔軟性とセキュリティに守られています。
物理的な脅威からの保護
上記に通じたものですが、bubbleはAWS上で構築されているため、物理的な脅威からも保護することが可能です。
そのため、サーバーへの侵入のほか、停電や火災、自然災害といったことへの対策や管理を行う必要はないといえます。
アプリのバックアップ
bubbleを含め、どのツールでアプリを開発したとしても100%何もないということはあり得ません。
アプリ開発中やリリース後に何かの影響でアプリが壊れてしまうことやエラーが発生してアプリが使えないということが起こります。
その際でも、bubbleではアプリデータをバックアップし、データ損失を防ぐことが可能です。
ただし、過去のデータをどこまで遡れるかはプランによって異なるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
プライバシールール
bubbleでは、ユーザー定義のプライバシールールを活用し、アプリデータを保護することが可能です。
プライバシールールに関しては、下記にて具体的に解説します。
bubbleで設定すべきセキュリティ対策
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ここまでbubbleのセキュリティについて解説しました。
しかし、どのようなアプリやツールだったとしても必ず安全に使用できるというわけではありません。
現代において、いくらセキュリティ面が強固であったとしてもサイバー攻撃を絶対に受けないとは断言できないのです。
そのため、可能な限りセキュリティ対策を行い、できるだけ被害に遭わないように工夫することが大切です。
ここでは、bubbleで設定したほうが良いセキュリティ対策について解説します。
Bubbleアカウントの二段階認証の設定をする
bubbleは、最初の状態だと「メールアドレス」と「パスワード」の2つがログインに必要な設定となっています。
しかし、それだけでログインできる状態だとセキュリティ面には不安が残ってしまいます。
そこで、通常通りのログインだけではなく、別のアプリやサービスによるワンタイムパスワードやセキュリティコードの入力といった二段階認証を設定すると良いでしょう。
これらを活用することで、より強力にアカウントを保護できるほか、不正アクセスを防ぐことにもつながります。
アプリケーションのアクセス制限をかける
bubbleで開発したアプリ一つ一つにアクセス制限をかけるのも非常に有効な手です。
bubbleの開発画面内には自分以外がアクセスできるようにする項目がありますが、この部分を一度チェックし、自分だけがアクセスできるようになっているかを確認してください。
この部分が自分以外でも編集できるようになってしまっていると、第三者でも普通にアプリを編集できるようになってしまうため、確認しておくことが大切です。
Data APIの設定を正しく行う
bubbleでは、外部からAPIでアクセスすることもできます。
開発画面内にあるセッティングから確認することができ、「Enable Data API」にチェックが入っているかどうかを確認してください。
チェックが入っているとワークフローを外部から実行することができ、効率的に開発やメンテナンスを行うことができます。
しかし、Data APIのURLにアクセスするだけでデータを取得することができる状態になってしまっているため、セキュリティ面では不安があります。
自身や企業に合ったData APIの設定を正しく行い、bubbleを効果的に使用できることが肝心です。
Privacy Rulesの設定を行う
上述でも触れましたが、プライバシールールを設定することでセキュリティをより強力にすることができます。
プライバシールールには、主に「条件」と「権限」の2つがあり、それぞれを細かく組み合わせることでルールを作成していきます。
複数のルールを設定して非常に細かい制限もかけることができるため、安心安全にbubbleを使用したいと考える場合は必須の機能といえるでしょう。
パスワードポリシーを設定する
パスワードポリシーとは、パスワードに使用できる文字数や組み合わせなどの条件のことをいい、セキュリティ対策には非常に重要です。
bubbleでは、セッティング内からパスワードポリシーの設定ができます。
「Define a password policy」という部分にチェックを入れることで、「Password minimum length(何文字以上か)」や「Require a number(数字は必須か)」、「Require a capital letter(大文字は必須か)」などが設定可能です。
パスワードポリシーの設定を怠ってしまうとセキュリティ面で不安が残るだけでなく、ユーザー側にも不信感が生まれてしまいかねないため、必ず設定するようにしましょう。
reCAPCHAによるスパム対策
reCAPTCHAとは、botと人間を判断し、Webサイトへのスパム攻撃を防ぐためにGoogleが提供しているサービスです。
お問い合わせフォームやログイン画面で、「私はロボットではありません」という表示を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
reCAPRCHAの最大のメリットは、botによる攻撃を防ぐことができるため、現代におけるアプリやWebサイトの安全性を守るためには必要不可欠といえます。
bubbleで開発したアプリやWebサービスなどにも活用することで、そういった攻撃を防ぐことができ、より安心して使用することができるようになるでしょう。
bubbleのセキュリティは開発者に依存する
ここまで、セキュリティについて解説してきましたが、個人や企業によっては「アプリ開発をしたいけど、開発環境が整っていない」といった理由から外注に依頼しようと考える方は多いのではないでしょうか。
bubbleのセキュリティに関しては開発者に依存するため、外注で依頼する開発会社を慎重に選ぶことが非常に大切です。
そのため、「実績はどれほどあるか」や「どのような技術を得意としているか」などが選ぶポイントといえます。
これらを判断する方法として、公式サイトやTwitterなどのSNS、口コミなどに目を通すことで信頼性の高い開発会社かどうかを判断することができるでしょう。
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bubbleでのWebアプリ開発なら「どこのあわ」へ
bubbleによるアプリ開発は比較的安全であり、セキュリティ対策をしっかりと設定すればより強固にアプリを守ることができます。
しかし、上述したようにbubbleによるアプリ開発を外注して開発会社に依頼しようと考える方も少なくないのではないでしょうか。
bubbleでのWebアプリ開発を考えているなら「どこのあわ」にお任せください。
「どこのあわ」では、セキュリティ対策の設定にもしっかりと対応しており、アプリやWebサービスを保護することが可能です。
ここでは、「どこのあわ」の主な特徴を2つご紹介します。
セキュリティ対策の設定にも対応しております
今回ご紹介したBubbleで設定すべきセキュリティ対策を全て行ってアプリ作成をいたしますので、安心してご利用いただけます。
スパム対策やパスワードポリシーの設定など、Bubbleでアプリ開発をしたいけど、セキュリティ対策が心配という方はぜひ一度どこのあわにご相談ください。
要件定義から伴走いたします
「どこのあわ」はこれまでの実績が豊富にあるため、要件定義の段階から一緒に伴走することが可能です。
企画段階から参画し、要件定義や運用業務の設定、現在の業務分析まで、さまざまなテーマでサービスを成功させるための支援ができます。
また、気兼ねなく相談できる環境や気軽に検討できる環境を整えているため、開発しやすい雰囲気があります。
まとめ
bubbleのセキュリティの強い理由や設定すべきセキュリティ対策について解説してきました。
セキュリティはアプリやWebサービスを安心安全に運用するためには必要不可欠であり、しっかりとセキュリティ対策しておくことが大切です。
ぜひこの記事を参考に、bubbleでより良いアプリやWebサービスの開発を進められるようにしましょう。
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