アプリ開発を依頼する方法や手順とは?開発費用を抑えるコツも紹介

2023/05/18

執筆者:どこのあわ編集部

ノーコードツールを使用したアプリ開発についての情報を発信していきます。

現代ではAndroidやiPhoneといったスマートフォンの普及により、以前よりもアプリの重要性が高まってきています。

近年では、サービスの展開や認識してもらうといった目的のもと、自社や個人でアプリを開発するということが増えてきています。

しかし、アプリ開発にはプログラミングに関する知識やスキルなどが必要であるため、アプリ開発を依頼しようと考える方は多いのではないでしょうか。

この記事では、アプリ開発を依頼する方法と手順、開発費用を抑えるコツなどをご紹介します。

アプリ開発の主な依頼先

アプリ開発における主な依頼先としては、「アプリ開発会社」と「フリーランスのエンジニア」の2つが挙げられます。

ここでは、それぞれの特徴などについて解説します。

アプリ開発会社

アプリ開発会社とは、アプリ開発を専門的に行っている企業のことをいいます。

アプリ開発会社に依頼する最大のメリットは、一定以上の品質を保つことができ、信頼性があるということが挙げられます。

ただし、アプリ開発会社によって得意とする分野や料金などは異なるため、自社の目的や規模、機能などを事前に整理しておき、自社に合うアプリ開発会社を選ぶと良いでしょう。

どこのあわでは、実際にアプリを触って体験することができ、企画段階から伴走するため、初めてアプリ開発を行う人でもスムーズに開発が可能です。

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フリーランスのエンジニア

フリーランスのエンジニアとは、上記したアプリ開発会社に所属せず、個人で活動しているエンジニアのことをいいます。

フリーランスのエンジニアに依頼する主なメリットは、依頼した要望に対して柔軟に対応できることであり、クラウドソーシングなどで依頼することも可能です。

ただし、気軽に依頼できる一方で、契約内容が不明確なことも少なくなく、のちにトラブルになってしまうということになりかねません。

そのため、契約内容は事前にしっかりと目を通しておくことが肝心です。

アプリ開発を依頼した場合の費用相場

アプリ開発を依頼した際、アプリの種類によって費用相場が異なってきます。

主な費用相場は以下の通りです。

モバイルアプリ約405万~4,055万円
Androidアプリ約675万~4,055万円
iPhoneアプリ約743万~4,055万円
Webアプリ約811万~4,055万円
スタートアップアプリ約540万~5,406万円
ゲームアプリ約811万~3,379万円
ビジネスアプリ約675万~2,703万円
学習アプリ約811万~3,041万円
コミュニティアプリ約243万~2,027万円
マッチングアプリ約675万~4,730万円

このように、アプリ開発には400万〜5,000万円以上がかかることが分かりますが、これらはあくまで平均開発費用です。

上記費用に加え、機能や構成、関わる人数、期間などによって費用が変動するため、あらかじめ理解しておきましょう。

アプリ開発会社に依頼した場合

アプリ開発会社に依頼した場合は、上記でもお伝えした平均開発費用に加え、搭載する機能や開発期間、携わる人数などによって費用が変わってきます。

さらには、携わるエンジニアのスキルが高ければ高いほど人件費があがるため、開発費用が高くなる傾向です。

また、アプリ開発はリリースしたら終わりというわけではなく、メンテナンスやシステム保守などを行う必要があるため、ランニングコストがかかる場合も少なくありません。

そのため、アプリ開発会社に依頼する場合は膨大な費用がかかるということを把握しておきましょう。

フリーランスのエンジニアに依頼した場合

フリーランスのエンジニアに依頼した場合は、開発費用のほとんどがエンジニアにかかる人件費となることが多いです。

主に「人月」というエンジニア一人がか月で行える作業量の単位が用いられることが多く、この単位はエンジニアのスキルによって異なります。

フリーランスのエンジニアに依頼する場合もアプリ開発会社に依頼したときと同様に、アプリ内容によって費用が変動するため、あらかじめ覚えておきましょう。

また、フリーランスのエンジニアの場合は人員が不足していることもあるため、工数が多いアプリ開発の場合は開発期間が長期化することもあります。

自社でアプリ開発をすれば無料?

ここまで解説してきた通り、アプリを依頼して開発する場合はどうしても多額な費用がかかってしまいがちです。

そのため、自社でアプリ開発を行えば無料になるのではないかと考える方もいるのではないでしょうか。

自社でアプリ開発を行う場合は、開発環境の構築や人員の確保、プロジェクト管理といったことを行う必要があります。

そのため、社内にアプリ開発のスキルや知識を保有している人材が在籍していれば、コストをかけずにアプリ開発を行うことができるかもしれません。

しかし、すべて自社内で完結させようとすると開発環境の構築や人員の確保などに時間がかかってきます。

また、これまで業務を任せていた人材をアプリ開発に回すと本来の業務が疎かになってしまい、余計にコストがかかってしまうということにもなりかねません。

さらには、入念なプロジェクト管理も行わなければならないため、自社でのアプリ開発はおすすめできません。

アプリ開発の依頼先を選ぶポイント

鍵とKEYPOINTと書かれたタグ

アプリ開発会社に依頼をしたいと考えた際、何を基準に選べば良いのか分からないと迷ってしまうことは珍しくありません。

ここでは、アプリ開発を依頼する際に考慮しておきたいポイントについて解説します。

自社アプリに適した実績やノウハウがある

上記でも触れましたが、アプリ開発会社によって得意としている分野がそれぞれ異なります。

特に「iPhone(iOS)アプリが得意か」「Androidアプリが得意か」「Webアプリが得意か」といった基本的なスペックは非常に重要なポイントです。

そのため、開発したいアプリ内容と依頼先のアプリ開発会社の得意分野がマッチしているかどうかを正確に判断する必要があります。

万が一、自社が開発したいアプリ内容と合っていないところに依頼してしまうと、予定していたアプリが開発できないかもしれません。

そのほかにも、その企業の開発実績を事前にチェックしておくこともおすすめです。

豊富な開発実績があればノウハウも豊富であるということであり、信頼できる企業であるということにもつながります。

プロ目線で開発に伴走してくれる

開発実績が豊富なアプリ開発会社は豊富なノウハウも保有しているため、さまざまなアイデアを提供してもらえる可能性があります。

そのため、具体的な要望を伝えることでプロ目線からの提案を受けることができ、自身で気づかなかった点を知ることができるかもしれません。

また、こちらの立場になって一緒に伴走してくれるアプリ開発会社であれば、何かあった際の相談がしやすく、より良いアプリ開発ができるようになるでしょう。

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開発費用のシステムがわかりやすい

基本的には、開発の計画が進むにつれて開発費用が明確になっていき、最終段階である程度の費用が確定します。

しかし、途中から新たな機能を追加したり、仕様の変更などを行った場合は費用が変わってきます。

その際、「何をやったらどの程度費用が変わるのか」といった開発費用のシステムが明確で分かりやすいアプリ開発会社を選ぶようにしましょう。

この部分が不明確のままだと、後々トラブルになってしまうということにもなりかねないため注意が必要です。

サポートが充実している

アプリは開発したら終わりというわけではありません。

完成したあともバグ修正やメンテナンス、アップデートなど、さまざまな作業を行う必要があります。

そのため、開発中のサポートはもちろんのこと、完成後のサポートがあるかなど、サポート面が充実しているかどうかも確認すべきポイントの一つといえます。

サポート体制はアプリ開発会社によって異なるため、依頼する前にどういったサポートが用意されているかをチェックするようにしましょう。

アプリ開発依頼の流れ

アプリ開発の依頼から完成までの主な流れは以下の通りです。

  • ヒアリング
  • 事業計画
  • プロダクト計画
  • 要件定義・設計
  • デザイン
  • 実装
  • テスト
  • 納品
  • 運用・保守・改善
  • 事業グロース

下記にて、具体的な内容を解説します。

ヒアリング

開発する前には必ず、「どういったアプリを開発したいのか」「どういった悩みや疑問があるのか」という部分を明確にすることが必要不可欠です。

具体的には、アプリのコンセプトや開発の背景、開発したあとのビジョンといったことが挙げられます。

そのため、こういった要望や悩みなどを聞き出すためにヒアリングを行い、どういったアプリを開発したいのかという方向性を決めます。

事業計画

開発を進めるためには事業計画は非常に重要であり、細かいところまで整理しておく必要があります。

そのため、事業計画では「3年後の売上目標をどれくらいか」や「ユーザー数をどれくらいまでにどれくらいの数が欲しいか」などを設定すると良いでしょう。

アプリ開発において、ユーザーがなかなか定着してくれないことや、運用が上手くいかないことなどは珍しいことではありません。

そういったことに対して柔軟に対応できるようにするためにも、事前に入念な事業計画を決めておき、臨機応変に動けるようにしておくことが大切です。

プロダクト計画

上記で設定した事業企画を軸に、プロダクト計画を進めていきます。

具体例としては、「ユーザーの満足度を高める品質の確保」や「ユーザーに需要がある分野は何か」といったことが挙げられます。

事業計画とプロダクト計画をしっかりと設定することで、ブレのない方向性が定まったアプリ開発がしやすくなるといえるでしょう。

要件定義・設計

アプリの目的や追加したい機能をもとに、どういったアプリにするのかという要件定義や設計文書を作成します。

具体的には、「どのような構成のアプリにするか」や「どんな機能を持つアプリにするか」といった部分を細かく決めます。

これ以降の工程は要件定義や設計文書に沿って進めるため、時間をかかったとしても明確化するようにしましょう。

デザイン

要件定義や設計文書などをもとに、ページデザインを作成します。

アプリにおけるデザインには、主に「UIデザイン」と「UXデザイン」の2つが挙げられます。

UIデザインとはアプリ画面そのもののデザインのことであり、UXデザインとは操作性や利便性を良くするためのデザインです。

これらのデザインによってユーザーの使用感や満足度が変わってくるため、入念に行う必要があります。

実装

要件定義や設計文書、ページデザインが形になったら、それらを活用してアプリケーションの実装を行います。

上記で決まったことに沿ってプログラミング言語やフレームワークを活用してプログラムを組み上げますが、必ずしも問題なく順調に進むとは限りません。

場合によっては設計やデザインの見直しなどを行わなければならない場合もあるため、時間がかかってしまうことがあります。

テスト

完成したアプリケーションが仕様通り動いているかをテストします。

具体例としては、「計画した通り動いているか」や「仕様は問題なく組み込まれているか」などが挙げられます。

そのほかにも、「デザイン面は問題ないか」や「見落としはないか」といったチェックも行うようにしましょう。

納品

ここまでの工程が問題なければ、アプリケーション本体とそれに関する各ドキュメントを納品します。

開発したアプリがどんなタイプのアプリなのかによって納品する場所が異なるため、注意が必要です。

また、申請や手続きを終えれば納品完了というわけではなく、審査が通過してはじめて納品となるため、最後まで気を抜かないようにしましょう。

運用・保守・改善

納品が済んだあとは開発したアプリがリリースされますが、納品したら完了というわけではありません。

リリース後も運用していく必要があり、保守や改善といったことを継続的に続けていきます。

そのため、運用コストが不足にならないよう事前にリリース後のことを考えて計画を立てるようにしましょう。

事業グロース

運用や保守、改善といったことに加え、アプリがちゃんと成長していけるようにする事業グロースも必要不可欠です。

具体的には、「マーケティング戦略の策定」や「広告宣伝に関する策定」などが挙げられます。

これらを通じてアプリを成長させるとともに、ユーザーが抱えるネガティブ要素を解消していくことが大切といえます。

アプリの開発期間とコストを抑えて依頼するコツ

パソコンを前にチェックリストにチェックをしている男性

アプリ開発の期間とコストを抑えて依頼する場合は、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか。

ここでは、開発期間とコストを抑えて依頼するコツについて3つご紹介します。

不要な機能や要件を排除する

不要な機能や要件を排除し、最適化を図ることで開発期間とコストを抑えることが可能です。

アプリ開発は搭載する機能が多くなったり、要件が複雑になると開発期間とコストがかかってしまいます。

そのため、機能や要件を細かいところまで見直して、最初はスモールスタートからはじめて徐々に機能や要件を追加するようにすると良いでしょう。

開発や運用の一部を自社で対応する

開発や運用の一部を自社で対応することも開発期間やコストを抑えるためのポイントといえます。

開発や運用に関することを一部でも自社でまかなえれば、コスト削減だけではなく開発に関するノウハウや知識などを社内に蓄積させることができます。

また、仕様変更の際も対応しやすくなり、トラブルが起こった際でも柔軟な対応ができて解決につなげられるようになるでしょう。

ノーコードでのアプリ開発を検討する

ノーコードツールでのアプリ開発であれば、開発期間やコストを抑えることにもつながります。

その理由や特徴については以下で解説します。

ノーコードなら低コスト・高クオリティ

ノーコードツールは、必要最低限の機能だけを搭載し、すぐに公開するといったスモールスタートがしやすいため、低コストでアプリ開発を行うことが可能です。

そのため、「開発してみたけど手応えがイマイチだった」という場合でもすぐに次のアプリ開発に取り組むということができます。

また、仮説検証がしやすく、PDCAの回転率が上がるというメリットがあります。

そうすればさまざまな検証がしやすくなり、より良いアプリを開発できるようになるため、結果的に高クオリティのアプリ開発を実現できるでしょう。

アプリ開発の依頼なら「どこのあわ」へ

アプリ開発の依頼でどの企業にしようか迷っているなら、ノーコードツール「Bubble」でアプリ開発を行っている「どこのあわ」にお任せください。

「どこのあわ」は必要な機能を選択し、実際に試しながらカスタマイズできるため、作りたいアプリの課題検証や問題点などの把握ができます。

また、これまでの実績を数多く保有しているため、要件定義から実装までを一気通貫で支援することが可能です。

企画段階から参画し、さまざまなシーンで一緒に伴走するため、気軽に相談や検討がしやすい環境が整っています。

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まとめ

アプリ開発の依頼先の種類や平均的な費用相場、選ぶ際のポイントなどについてご紹介してきました。

アプリ開発を依頼した場合は膨大な費用がかかってくるため、開発期間やコストを抑える工夫を行うことが肝心です。

また、アプリ開発会社に依頼する際、「自社が求めているアプリは得意分野か」「プロ目線で的確な意見や提案をしてくれるか」といったことを見極めなければ、自社が求めているアプリを作り出すことはできません。

ぜひこの記事の内容を参考に、できるだけ期間やコストを抑えながらより良いアプリ開発会社に依頼するようにしましょう。