ノーコードで作られたマッチングアプリの事例

2023/06/20

執筆者:どこのあわ編集部

ノーコードツールを使用したアプリ開発についての情報を発信していきます。

「ノーコードでマッチングアプリを作りたいけど、どういったものが作れるのだろう?」

こういった悩みを抱えている方も多いかもしれません。比較的気軽に作れるマッチングアプリはノーコードツールでの開発と相性がよく、実際ノーコードで開発されたさまざまなマッチングアプリが成功しています。

この記事では、ノーコードツールの中でも人気が高いBubbleやAdalo、Glideを中心に、ノーコードで作られたマッチングアプリの事例を紹介します。

マッチングアプリを作れるノーコードツール

ノーコードツールが普及し始めたことによりアプリ開発のハードルが低くなったため、たくさんのマッチングアプリがリリースされています。

海外で作られたソースが多く、案内や説明が日本語対応していないものが多いです。

マッチングアプリを開発するにはどのノーコードツールが向いているのでしょうか?

さまざまあるノーコードツールの中でもおすすめのBubbleAdaloGlideの3つを紹介していきます。

Bubble(バブル)

Bubbleは、ドラッグアンドドロップや設定だけで開発を完結できる、ノーコードツールのうちの一つです。全世界で利用者数は200万人を超えており、Webアプリ開発を中心にさまざまなプロジェクトで活用されています。

Bubbleの特徴は、なんといっても自由度が高いことです。ノーコード開発では開発できる機能が限定されがちですが、Bubbleでは外部サービスとの連携機能や機能拡張が豊富なため、複雑なアプリ開発にも対応しやすいといわれていますただし、後述するAdaloやGlideと比較すると難易度はやや高めで、日本語対応はしていません。 

Adalo(アダロ)

Adaloは、パーツを組み立てる感覚でアプリ開発ができるノーコードツールです。Webアプリ開発とネイティブアプリ開発のどちらにも強く、テンプレートも豊富に用意されています。

Adaloの特徴は、操作が非常に簡単で習得しやすいことです。初めてノーコードツールに挑戦する場合でも、習得するハードルは低いでしょう。ただし、モバイル用のアプリ開発に特化しているため、パソコンでも利用するようなWebアプリを開発したい場合にはあまりおすすめできません。 こちらも日本語非対応です。

Glide(グライド)

Glideは、データベースにGoogleスプレッドシートを活用した直感的な操作でアプリを開発できるツールです。数あるノーコードツールの中でも特に操作が簡単で、「プログラミングの知識が全くないがアプリ開発に挑戦してみたい」といった場合にはまずGlideを検討するとよいでしょう。

ただし、Glide自体が日本語対応していない点には注意が必要です。公式サイトが全て英語である点に加え、日本語での学習教材は現時点ではあまり充実していないため、英語が得意な方におすすめのツールです。 

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ノーコードで開発されたマッチングアプリの事例

マッチングアプリは、さまざまなアプリのジャンルの中でも比較的気軽に開発できるアプリといわれています。機能面でもシンプルな作りのためノーコード開発とも相性がよく、ノーコードで開発されたマッチングアプリは多いです

ここからは、ノーコードで開発されたマッチングアプリを、ノーコードツール別に紹介します。ぜひ自分でアプリ開発をする際の参考にしてください。

Bubbleで作られたマッチングアプリ

Bubbleでは、さまざまなマッチングアプリが開発されています。中でも以下の2つが有名です。

  • kitene Twitter上での求人に特化した、企業と求職者の間のマッチングアプリ
  • Reachr インフルエンサーとブランド企業の間のマッチングアプリ 

kitene

kiteneは、企業と求職者の間のマッチングアプリです。Twitter上での求人に特化しているのが特徴的で、kiteneのページ上で人材募集を開始するだけで、Twitter上のユーザーにリアルタイムで訴求できます。Twitterの特徴である拡散性やリアルタイム性を活かしたユニークなマッチングアプリです。

kiteneは、ノーコードツールであるBubbleを使って1ヶ月間で開発されました。開発者の方も「実際に開発してみるとシステム開発と変わらないレベル」とコメントするなど、Bubble開発の自由度の高さがわかる事例です。

出典:https://kitene.in/ 

Reachr

Reachrは、ブランド企業とインフルエンサーの間のマッチングアプリです。ブランドを宣伝してもらいたい企業側と、好きなブランドへスポンサーについてもらいたいインフルエンサーの両者のニーズを満たすことができます。ブランド企業がReachr上で募集をかけ、そこへ応募したインフルエンサーの中からぴったりなインフルエンサーとコラボするという流れです。

Reachrは、Bubbleを用いて3ヶ月で開発されました。運営後わずか2〜3ヶ月で収益化に成功しており、現在までおよそ2000人以上のマッチングが実現しています。

出典:https://reachrsocial.com/

Adaloで作られたマッチングアプリ

Adaloでも、数多くのマッチングアプリが開発されています。特に有名なのは、次の2つです。 

  • SPOTTO 就職活動中の学生と企業をつなげるマッチングアプリ
  • Preps Recruiting 学生アスリートとコーチの間のマッチングアプリ 

SPOTTO

SPOTTOは、新卒の就職活動に取り組んでいる学生と企業をつなげるマッチングアプリです。企業側は気軽に説明会が実施できるとともに、SPOTTO上で学生とダイレクトにやり取りができます。オンライン面談の設定も容易で、企業によってはWeb面接のみで採用まで完結できるのが特徴的です。

SPOTTOは、Adaloを用いて合計1ヶ月で開発されました。画面デザインなどクオリティも非常に高く、驚異的な開発スピードです。また、ノーコードで開発されたアプリのうち、日本で初めて買収されたものとして注目を集めました。現在では運営がストップしてしまっていますが、ノーコードのマッチングアプリ開発をする上で参考になる事例です。 

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000052204.html 

Preps Recruiting

Preps Recruitingは、学生アスリートとコーチをマッチングしてくれるアプリです。学生アスリートはPreps Recruiting上で補助金をオファーできたり、アスリート採用のサポートを受けたりできます。

Preps Recruitingは、無駄のないシンプルな機能が特徴のアプリです。複雑な実装が難しいAdaloの欠点をうまくカバーした、非常にクオリティの高い開発事例として参考になります。

出典:https://freeapp.prepsrecruiting.com/ 

Glideで作られたマッチングアプリ

ノーコードツールの中でも特に開発ハードルの低いGlideでも、以下のようなマッチングアプリが開発されています。

  • DETAIL Secure セキュリティに関する求職者と企業をマッチングするアプリ
  • Africa Ever Afterウェディング業者と夫婦の間のマッチングアプリ 

DETAIL Secure

DETAIL Secureは、セキュリティ関連の仕事を募集できるマッチングアプリです。仕事を発注する業者がイベントの情報や日時、住所などを記載して投稿すれば、警備員やエージェントにセキュリティの仕事を依頼することができます。警備員側も募集されている仕事の位置情報を地図上で確認できるため、非常に使いやすいです。

DETAIL Secureは、Glideを用いて開発されています。アプリ内のデザインがすべて黒で統一され洗練された印象で、ノーコードツールを用いて開発されたという印象が全くありません。デザイン性がアプリ全体のクオリティを大きく左右することに気付かされてくれる事例です。

出典:https://www.shno.co/blog/glide-app-examples 

Africa Ever After

Africa Ever Afterは、ウェディング業者と新婚夫婦をマッチングするアプリです。アフリカにあるウェディング業者に特化しているのが特徴で、MAP機能やメール通知機能などが搭載されています。

アプリ全体のデザイン性が高く、PC画面にも対応しています。開発期間も1ヶ月間と、ノーコード開発の中でもかなりスピーディーですね。機能面も非常にシンプルで使いやすく、Glideの長所が生かされている事例です。

出典:https://directory.africaeverafter.com/ 

その他ノーコードツールで作られたマッチングアプリ

BubbleやAdalo、Glideの他にもさまざまなノーコードツールを用いてマッチングアプリが開発されています。今回はその中でも以下の2つを紹介します。

  • OUTSITE 世界中の場所と人をマッチングするアプリ
  • Manilla 非営利団体と個人の間のマッチングアプリ 

OUTSITE

OUTSITEは、世界中にある魅力的なワーキングスペースと人々をマッチングするアプリです。ポルトガルとアメリカを中心にさまざまな地域のワーキングスペースが紹介されており、リモートワーカーはお気に入りの場所を見つけて利用することができます。世界中に2000人以上のメンバーがおり、2023年現在は30以上のワーキングスペースが利用可能です。

出典:https://www.outsite.co/ 

Manilla

Manillaは、地域問題に取り組む非営利団体と個人をマッチングするアプリです。「地域問題を解決したい」と考える個人が、実際に活動を展開している非営利団体や活動家などのコミュニティとマッチングすることができます。

Manillaに登録すれば、毎週5つの非営利団体や活動家とマッチングする機会が与えられます。地域のさまざまな問題解決に取り組むことができる、ユニークなマッチングアプリです。 

出典:https://apps.apple.com/us/app/manilla-app/id1574220340

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ノーコード開発なら「どこのあわ」にお任せください

ノーコード開発を検討している場合は、ぜひ「どこのあわ」へお任せください。どこのあわでは、ノーコード黎明期から培ってきたさまざまなノーコード開発ノウハウをもとに、お客様へ最適なノーコード開発のサポートを提供いたします。 

プレビューを見て実際に触りながらアプリ開発が可能

マッチングアプリの開発事例から分かるように、成功するマッチングアプリは非常にデザイン性が高いです。

アプリを開発する際、画面全体のデザインやアニメーションなどはアプリ全体のクオリティを大きく左右します。

どこのあわでは、プレビューを見て実際に触りながらのアプリ開発が可能です。開発後のイメージを直感的につかめるため、「こんなはずじゃなかった」という開発後のトラブルを防ぐことができます。 

要件定義から実装まで一気通貫で支援いたします

高品質なアプリを開発するためには、要件定義から力を入れる必要があります。要件定義がうまくいかないと、その先の実装段階でさまざまなトラブルが発生するため、開発のスケジュール全体が大きく伸びてしまうことにもつながりかねません。

どこのあわでは、アプリの要件定義の段階から実装まで、一気通貫で支援いたします。要件定義段階からサポートするため、開発の受託の際にありがちな「完成イメージのズレ」が起こりにくいです豊富な開発実績を活かした、どこのあわならではのサポートをぜひご体験ください。

まとめ

ノーコードで開発されたマッチングアプリの事例を解説しました。

機能面がシンプルなマッチングアプリはノーコード開発がしやすく、実際多くのマッチングアプリがノーコードで開発されています。一言でマッチングアプリといってもマッチングする対象はさまざまで、アイディア次第でユニークなものを開発できるのもマッチングアプリ開発の魅力です。

ぜひこの記事で紹介したノーコードでのマッチングアプリの開発事例を参考にしながら、高品質なアプリ開発を進めてみましょう。

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